JAPANEASE TRADITIONAL
LANDSCAPE ARCHTECTURE
 切石積み  アノウ積み
これらは本興寺客殿裏の土留めの石垣です。
お寺に寄付され集まる山石を使い、アノウ積みで 進んでいくうち、材料が無くなり中止していたところ、墓地の整理があり 無縁仏を一箇所に集め供養塔を立て墓地を整理しました。 その墓標を使い切石積みにしたのです。
丁稚時代、京都東山安楽寺において玉虫、鈴虫のお姫様の墓へ向かう階段に やはり無縁仏の墓石を使ったことがあります。 その時、安楽寺の和尚さんから、「人が死んで皆に拝まれているうちはいいが、 無縁となり年に一回二回の供養をされるくらいなら、階段の石となり 人の役に立つ事の方が供養になる」と聞いた経験があり、本興寺においても 迷うことなくこれを行えたのです。
字が書いてあるから墓標であって、字を消せば元の石に戻れます。 和尚さんが無縁墓地跡を骨ひとつ残す事無く集め供養してくれたので、 残った瓦礫となった墓標で土留めを行いお寺の建物を守れるのです。
これが禅で言う「破草鞋」です。
 野面

改修例 (富士市東光寺)
  施工前           施工後        

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