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LANDSCAPE ARCHTECTURE



吉本 均 (磐田郡竜洋町)−造園−

吉本会員は、都立園芸高校の造園科を卒業して、京都天龍寺御用達である 村田造園へ修行に入り、25才で庭師として独立した。「古都の庭が現代まで 現代まで受け継がれてきた要因は、職人の技術であると思う。明治生まれの 親方に就いて多くを学んだ。昔から伝わる技法が無理無駄のない動きであり、 素晴らしいことに気づいた」と修行時代を振り返る。

 独立してからは、「先人の造り出したものをいつも見ることによって感性 を豊かにし、建物を含む全体を計画していく方向で仕事ができるようになっ たのが40才頃であった。技術だけを振り回し、部分を見れば満足な出来上が りだが、全体を見れば肩に力が入り疲れを感じることがままある」と語る。

 庭について、「全体を統括できるプランナーが少ないのではと思う。茶人の哲学 (風流という言葉が当てはまるように思う)によって大工・庭師その他の技 術者が持てる力を出して造り上げたからこそ、現在見ても心が澄み渡る時を 感じることができると思う。しかし、この風流という言葉が厄介で、その人 の品位であるという事が今頃わかるのだが、これは一生の勉強だと思ってい る」と語る。

 茅葺屋根も手掛けることについて、「15年程前から茅葺屋根の工事をする 事になった。それは『築山庭造伝』という本の中に『カヤ葺キタルハ庭方ノ 仕事ナリ』という言葉もあり、杉皮葺だけでなくレパートリーを増やしたく て興味を持ち始めた。教えて下さる方にも恵まれ仕事をするようになった。 伝統を次の世代に伝えるという事が難しい時代である事を感じる昨今である」 と語る。

 理想の庭師として、「茶室から茶庭まで、造成・建物・庭を統合して設計 施工できるオールラウンドプレイヤーでいきたいと思う」と抱負を語る。


                         

<主な実績>

・庭 T ホテル屋上庭園 千代田区
本興寺庭園平成の改修 湖西市
内山真龍記念館外構設計他 天竜市
・茶室茶庭    芳寿庵(個人) 世田谷区
龍生庵(個人) 袋井市
・石垣 東光寺石垣改修 富士市
・茅葺屋根    蜆塚遺跡竪穴式住居 浜松市
豊田佐吉記念館生家復元家屋   湖西市
浜名惣社神明宮本殿 三ケ日町
etc.



以上、建築静岡より抜粋

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